来てしまった。
監督からのメールが。
映画の上映が始まる前に、一度どこかで舞台挨拶に来てくださいと
お愛想かもしれないし。
映画はとりあえず5回くらい上映される。
どんなだったかツイッターで書いてあるので読んでいた。
毎回満席で、舞台挨拶は役者さんたちが大挙してやって来て盛況の
どうやら僕はお呼びでなさそうだ。
もしも、もしももう一度強く誘われたら重い腰を上げようと思って
そして
「最終上映日、吉祥寺、登壇セヨ」との召集令状が届いたのだ。
どんなツラしてどんなコメントを言えばよいか。
監督はじめ、役者の皆さんは、映画を作り上げたという自負があろ
ONE TEAMだ。
それに比べ僕は10年以上前に作った曲を使ってもらっただけでは
だいぶにわかだ。
「音楽を担当した大川です」
とでも言えというのか。
久石譲でもあるまいし。
しかしこの先、映画の舞台挨拶に参加できる可能性は、ノーベル賞
人生の思い出にでておくのも一興か。
こういう時、ロックの人はサングラスなんかかけて、うつむき加減
不機嫌な顔して「別に、、」とか言ってやろうか。
いや時期が時期だけに思いっきり外すだろう。
あとそうだ、どんな格好するんだ。
一張羅なんてないぞ。
アオキで買った背広どこにしまったけな。
いやあでもなあ、そんな背広で行ったら似合わなくて笑われそうだ
ロックの人っぽくロンTに破れたブラックジーンズか。
いや、それじゃリンドバーグだ、今すぐキスミーだ。
困ったもんだ。
ハーモニカ横丁でべろんべろんになってから行くか。