2019/12/10

Wを観た。
女芸人のやつだ。
一昨年去年観てあんまり面白くなかったからスルーしようと思っていた。
が、ちょっとネットで話題になっていたので、観てみた。
面白かったーー。
「ウエルカムトゥシンカンセン」が良かった。

2019/12/9

やってしまった。
突然、頭にものすごい衝撃。
後ろから襲われたのかと思った。
棍棒かなんかで頭をガツンと殴られたのか。
違う。
自分でだ。
車の後ろのハッチを閉めようとして自分の頭に当てたのだ。
なんとまあいやはや。
ばかちんだ。
あまりの衝撃と痛みに数分悶えた。
傷口はどうだ。
割れたか?
あたりは暗かったので、手で頭部を抑え、月明かりを頼りに手のひらを見ると、血が、、、。
やばい血だ。
いや血が出たほうがいいんだっけ。
出ないとむしろ危険なんだっっけ?
そして血が苦手な僕は自分の血を見て気持ち悪くなる。
いや、この気持ち悪いやつはやばいやつなのか。
脳に来てるのかしら。
数分の間、頭をティッシュで押さえてじっとした。
だんだんおさまってきた。
ズキズキするけど。
別状はなさそうだ。
周りに人がいなくて良かった。
みっともない。
けど人がいなくて良かったと思えて良かった。
倒れて動けなくなってたら、人が気づいて救急車を呼んでくれて、九死に一生を得てたら近くに人がいて良かったと思うだろう。
大した量じゃないがなかなか血は止まらなかった。
が、大したことなさそうなので運転して帰った。
なんだか首が痛む、気がする。
ムチ打ちみたいなのか。
とりあえず自分の名前と生年月日を言ってみる。
大丈夫だ俺。
あれだけの衝撃を受けても人間簡単には気絶したりしないもんだ。
よく刑事ドラマとかである、後ろから殴られて気絶するパターン、あれはよっぽどの力で殴ってるんだろう。
ぞっとする。
下手したら死ぬではないか。
その、死なないけど気絶する絶妙な手加減を犯人は知っていることになるな。
さて明日病院に行ったほうがいいのだろうかな。

2019/12/8

町田さんから連絡があった。
あの宮前町の大家のおばあちゃんだ。
入間に来て家探しをしたとき、マンションやらいろいろ見たが、1番気に入ったのが町田
さんちの離れだった。
部屋はふたつ、台所はひとつ、トイレもひとつ、たったそれだけの古い平屋だ。
縁側があること、玄関が広いこと、トイレが広いこと、などなど。
あとは日当たりがとても良いこと。
東京のマンションと間取りが似ていた。
東京のそれはワンエルディーケー・テラス付き。
入間のそれは二間・庭付き。
洋から和への大々的な変化だ。
洋の部屋は、バストイレが一箇所に押し込められていたし、キッチンはライクアキャットヘッド(猫の額)だった。
良いのは職場まで1分、妙に広いテラスがとても気に入っていた。
洗濯物を広々干したり、キャンプテーブルを置いたり、七輪で肉を焼いたりできた。
けど一度隣のマンションの人からケムいと苦情が来てやめた。
さすが東京、隣のマンションが飛び移れるくらいニアーなのだ。
そしてなにより家賃が高い。
同じような広さの平屋で値段は3分の1になった。
車は庭先に停められた。
東京はだいぶ遠くなったけど、そんなに用事はなかったし、車でビューンと行けるのは気持ちよかった。
町田さんちはすぐ隣だったけど、間に塀みたいなのあったし、なにより距離の取り方が上手な人だった。
お世話を焼いてくれるがズカズカ来たりしない、気づかないうちにやってくれたりする。
うたこが生まれてからはだいぶお世話になった。
赤ちゃんより大きくなってからだけど、預かってあげるからちょっと用事済ませたり、寝たりしときなさい、なんて感じにとても助けてくれた。
うたも、まちださんちであそぶーなんて言ってなかなか帰ってこなかったりした。
風呂場は広さはあったけど、風呂桶は古い小さいやつだった。
正方形で深くて、入るとき足を上げてよっこらしょタイプのあの水色のやつだ。
小さい子を入れるのに大変だろうと、途中で新しくしてくれた。
浅めで長方形でクリーム色のやつ。
足を伸ばして、お腹にうたを乗せて入れるようになった。
60ワッツを休止して、ちょっとしたら山さんが「たけしくん、バンドやろうぜ」と誘ってくれた。
正直バンドはしばらくいいやと気乗りしなかったくせに、気づいたら曲作ってツアーしてアルバムまでできた。
タイトルは「入間市宮前町6-37」という現住所にした。
ジャケットは平屋の縁側にゴンが座ってる写真にした。
嫌がるかなと町田さんにエクスキューズはした。
離れってことは住所一緒だしね。
そしたら、あら嬉しい!こんな素敵なの作ってもらってって。
これ買った人が訪ねて来たりしないの?って友達が心配して言った。
いるかもしれないけど、そしたらお茶でも出して縁側で話でもしようと思っていた。
人恋しかったのかな。
残念ながら僕が在宅してるときに来る人はいなかった。
記憶は曖昧だけど、確か町田さんが家の写真を撮ってる人がいたと言った。
ごあいさつしたらね、ニコニコお話ししてくれたのよって言ってたから良い人だったようだ。
3年くらいして、うたが保育園に通い出した頃、知り合いの不動産屋のおばちゃんが、手頃な一軒家見つけたわよって教えてくれた。
小さいけど二階建ての新しいめの家だった。
ちょっと家賃は高かったけど、とても気に入ってしまい引っ越すことにした。
ちょっとだけ近所のトラブルがあったのもある。
町田さんには申し訳ない気がしたし、とても残念がってくれた。
町田さんは数年前に旦那さんを亡くしていた。
とってもいい旦那さんだったことは話を聞いていればわかった。
ただ、子供が巣立って、時間ができた頃、町田さんが外に出て働きたいと言っても頑としてノーだったらしい
昔のご主人ってそういうとこあるよね。
うちの親父もそうだった。
まだ生きてるけど。
町田さんはちょっと早めに旦那さんを看取ったあと、翼が生えたように外に出るようになったんだな。
違うな、それだと旦那さんを憎んでたみたいなニュアンス出ちゃうな。
お父さんをきちんと想っていたし、お父さんの言うことをきちんと聞いていた。
お父さんを最期まで見届けたから、これからはできることをどんどんやろうってなったのかな。
町内会の役員とか、老人会の会長さんとかをね。
忙しそうに毎日、車や自転車で飛び回ってた。
そんな人だから、うちが引っ越して、うたともそんな会えなくなって寂しいかもしれないけど、やることいっぱいあって忙しいから落ち込んでる暇もないだろうと思った。
宮前町を出てもう5.6年たった。
こないだ、うたと駅の向こうの映画館へアナと雪の女王を観に行った。
帰りテクテクと、公園を見つけるたびに寄り道しながらゆっくり歩いてると、オシッコがしたいと。
映画館を出るときにちゃんとしたけど、そういやもう1時間以上経っていた。
大きいコーラを全部飲んでたし。
急いだけど、まだ家は遠かった。
そうだ町田さんちはすぐそこだと、うたに提案した。
「まちださんだれ?」
「前住んでた家の大家の町田のおばあちゃんだよ」
「しらない」
ショックだった。
子供の記憶とはそんなもんか。
あんな孫のように可愛がって遊んでもらったのに。
なかなか家に帰ってこなかったのに。
でも会ったら思い出すだろうとピンポンした。
けどお留守だった。
相変わらず飛び回ってるのか、この時間はスーパーかもしれない。
うたが引き続き「オシッコ!」と叫ぶので諦めて神社まで走った。
そんなことがあった翌週、町田さんから連絡があった。
行ったのを近所の人にでも聞いたのかと思ったら違った。
男の人が訪ねてきたのだという。
その人曰く、友人にCDをコピーしてもらい、タイトルの住所を訪ねてきた。
町田さんはもう昔に引っ越した旨を伝え、連絡先を伝えようか迷った挙句、個人情報なのでやめた。
そしてその人の連絡先をいただいたので、お伝えしようと思ってと。
むーー怪しい。
連絡したところでどうなるというのか。
わざわざお訪ねいただきありがとうか。
いやそもそもなぜ今になって。
CDが確か2012年だからもう7年経つ。
さらにコピーとは。
せめて買ってくれたなら。
でももうどっかで買えないか。
今後もうこういうことが無いようにするには。
そうだ、次作をリリースせねば。
実はもうだいぶ前にレコーディングは終えている。
あとは吉川さんの編集がなされ、ジャケットを作り、量産すればリリースなのだ。
タイトルはちょっと迷っていたが、この件で固まった。
「さよなら入間市宮前町6-37」というのでどうだろうか。
そうすればもう訪う人もいないだろう。
ただしその友人がそれを買って、彼にコピーを渡しさえすればの話だ。

2019/12/6

60ワッツは2ヶ月ぶりのライブだった。
前回に味をしめEGにEGを弾いてもらった。
EGというのは彼の芸名なのだ。
本名は榎本げんじろうという。
エレキギターで弾き語りをする彼だったり、2人ユニットだったり、わりとおとなしめなとこしか見たことがなかった。
ギターももちろんカッコ良いが、歌が良い、なんとも言えない色気がある。
コーラスもうまい。
逸材だ。

山口の進くんはずいぶん前、2004年か5年だかにツアーをしたoutlawのベースボーカルだった。
ツアーの記憶はあまり無い。
仙台でやった気がする。
森さんによると、仙台発、苫小牧行きのフェリーに一緒に乗って北海道の地をともに踏んだらしい。
たけし日記をさかのぼれば、その記録はあるはずだが、残念ながらもう確認できない。
進くんとはその後、桜新町の居酒屋で飲んだ記憶がある。
わりと仲良くなったのだ。
その時彼の彼女がいた記憶もあるが、それは昔のことなので蒸し返すまい。
そこで「ブラジャー事件」のことを聞いたと彼は言う。
たけし、伝説の鉄板ネタだ。
だがそれは昔のことなので蒸し返すまい。
その後進くんとは連絡は途絶えていた。
バンドは解散し、新しいバンドを組んだことは知っていた。
こないだ大阪のソロライブで一緒になり、10なん年ぶりに歌を聴いた。
そして今日バンドでの歌を聴いた。
その歌には10なん年分の重みが加わっていた。
彼の歌う背中を見ながら10なん年の月日を考えていた。
果たして僕の歌には10なん年の重みがあるのだろうか。
色々あったけど身軽になった気がするから、重みじゃなくって軽みが加わってるかもしれない。
今度いつ会うか決まってないけど、きっとどちらも歌い続けてるだろうから、その時までには重みを加えておきたい。
あの曲良かったなあ。
今度題名聞いてみよう。

2019/12/5

急に年末感出してきやがって。

繁華街に怒声が上がる。

深夜の混んだ電車にも殺伐とした空気が漂う。

何かちょっと気に入らないことが起こると食ってかかろうとする輩たち。

もはや臨戦態勢だ。

日々のストレスか。

酔うと気が大きくなるのか。

集団だと気が大きくなるのか。

奴らは攻撃を向ける相手を虎視眈々と狙っているのだ。

これから電車に乗って帰らなきゃいけないのにそんな頭おかしくなるまで飲まなきゃいいのに。

いい年して歯止めがきかないのか。

暴れだすやつは残念ながら大抵おっさんだ。

できるだけ近づかないようにしておけばいいんだけど。

なんか知らんけど火の粉が俺に飛んでくる。

呼んでいるのか。

数年前、年末の山手線。

満員電車で喧嘩を始めたおっさん。

ちょっと離れていたから知らんぷりしてたけど。

暴れ出してドミノのようにこっちまで人が押されてきた。

離れたところで女性の叫び声。

「ちょっとなんでみんな知らんぷりしてるの、男のくせになんとかしなさいよ!」

気づいたらおっさんと俺の間に関係ない女性一人、押しつぶされていた。

体を入れ替えてかばおうとして強引に体を捻じ込んだら、目の前におっさんが。

標的は俺になった瞬間だ。

「なんだお前は!」

なんだお前はじゃないよと思いながら、暴れるし、襟首掴まれるし、押さえつけながらちょうど着いた駅のホームに押し出した。

原宿駅だった。

4、5人の男性が雪崩れるようにホームに飛び出た。

おっさんの標的は未だに俺だ。

周りの人が止めようとするがおっさんは止まらない。

無抵抗主義を決め込んで、手を後ろに回し、黙秘した。

誰かに腕を押さえられたおっさんは足を振り上げ俺に蹴りを入れてきた。

もう無理だ。

2019/12/4

ここ数年、冬はコロンビアの防水靴を履いていた。
布製で見た目は普通だし、長靴みたいに歩きにくくないし、防水だから密閉されていて冬は冷えないのが良い。
だが1万円くらいしたかな。
2年くらいずつ二足履いたが、そのくらい履くと水に弱くなり沁みてくるし、靴底もツルツルになって雨の日の駅のタイルぽいとこではスケートのようになり怖い。
その値段で2年しか持たないのはコストパフォーマンス的に如何なものか。
なんかもっと安くていいのないかと考えていたら思いついた。
労働者階級の味方、ワークマンだ!
キャンプの時の防寒や、燃えにくいジャンパーや、汚してもいいツナギなどやすく買っていたではないか。
靴も安くていいのがあるはずだ。
しかし近頃なんだかやたら人気店?になったらしく、オシャレ実用女子なども出入りするようになったらしい。
テレビでやっていた。
僕が通うワークマンは国道沿いで、現場帰りのおっさん達くらいしかいなかった。
けど今やオシャレガールが大挙して押し寄せているのだろうか。
ではその変わり様を見に、オシャレガールとやらを見物に行こうではないかと、久しぶりに国道へ車を走らせた。

いやいやテレビというのはあんまり信用ができないものになってきているとは知っていたが、やはりそうだったか。
入間から飯能に向かう国道沿いのワークマンにオシャレ女子が集まるわけはないのだ。
冷静に考えればそりゃそうだ。
相変わらず雑然とした店内、レジはパートのおばちゃんふたり、軍手がやたらめったらいろんな種類のやつが集まってる。
ヘッドライトなどの装備品も充実してるし、パンツや靴下もあったかそうなのがかなり安い。
ヘッドライトコーナーだけで30分は眺めていたくなるとこだか今日は違う。
靴だ。
スニーカーが980円、内側に毛がボアボアしてるのも1500円、安全靴も2000ちょい。
散々迷ったが、雪でも寒くない、防水の布ブーツを買った。
値段は内緒だ。
会ったときに、いいでしょこれ、安いんだよと自慢したい。
余談だが、関東人は高かったことを自慢し、関西人は安かったことを自慢するらしい。
「これ、何万円もしたんだぜ、いいだろう」
「これな、500円やってんでー、ええやろ」
どっちが良いとか悪いではない。
自慢したがりの目くそ鼻くそだ。
僕は関西人よりの鼻くそ系らしい。

「東京オリンピックって、何兆円もかかったんだぜ」
「桜を見る会って数千万かけて、桜も見ずに写真撮るだけなんだぜ」
って自慢している、目クソにはなりたくないなあ。

2019/12/3

昨夜は久しぶりのバンドリハーサルだった。

ここ数年歌だけでなくリードギターを担当してきた私だったが、ついにギタは他人任せという手段に出ることにした。

ギターリストはたくさんいる。

ドラムよりベースよりピアノよりよっぽど多いだろう。

それだけにいろんなタイプがいて、ハマるやつは滅多にいない。

上手い人はいくらでもいる。

けど何を持って上手いとするかが問題だ。

技術よりもセンスが合う方がいいし、バンドのバランスもあるしキャラクターも必要だ。

そんなピッタンコを探すのは大変だから自分で弾いてごまかしていた。

しかしいかんせん私は不器用だ。

二人の女性を同時に愛せない。

二つのことを同時にできない。

左手で四角を描きながら右手で三角は描けない。

弾きながら歌えないのだ!

だから歌う時はギターは休んで、歌わない時にギターを弾くというごり的な手法を多々用いてきた。

ところがだ。

かなりピッタンコなやつを見つけたのだ。

EGだ。

彼は歌がいい。

声に惚れた。

歌い回しが抜群だ。

それでギターも弾ける。

これ以上はなかなかいない。

バンドの中で一番年下の私より10も若い彼は、さすがに緊張していた。

1曲やるごとに「これで大丈夫ですか?」と確認してくる。

全部の曲を一通りやってだいたい決まって休憩した後、もう一度全部を通してみた。

歌いながらちらっと彼を見ると、さっきまでの手探り感は消えて、思いっきりかき鳴らしていた。

すでにライブかのようにはじけていた。

ちょっとびっくりして恥ずかしくて目をそらしてしまったほどだ。

しかも歌う歌う。

コーラスもするし、時にはボーカルかのように私と同じとこを歌ったりする。

こういうやつ大好き!と私は思ったのだ。

そう、私は。

2019/12/2

そういやついこないだHPが予期せぬダウンで全部ぶっ飛んでしまった。

難しいことはわからないが、突然開かなくなってデータが全部消えてしまったというのだ。

「内閣府か!」と思わず突っ込みたくなるような出来事だ。

あっちは意図的に消したというがこっちはそうではない。

復元不可能らしい。

機械だからまあそういうこともあるんだろう。

ネット上のどこかに漂っている可能性もあるがまあ仕方ない。

管理を委託している業者が、できるだけ早く形にしますというが、素人目にもそれがかなり大変なことだとわかるので、まあシンプルでいいよと伝えた。

20年?いや15年くらいか?書き溜めた「たけし日記」(正確にはたけしの元気が出る日記)がもう消え去ってしまったらしい。

いつか書籍出版をと目論んだこともあったが、初期の頃のはもうとっくに消えてしまっていたし、ここ数年は日記と言いながら滞っていたし、まあ仕方ない。

この際タイトルを変えてゼロからまた始めようと前向きに考えている所存だ。

タイトル?

どうしようかと数日考えて思いついた。

「たけしの釣れづれ日記」というのはどうだろうか。

入間に引っ越してきて、川がすぐそばにあるということから、釣りを趣味にしようと思い立った。

千葉にいた頃は釣り好きの兄にくっついて行ってやってたことはあるが、何するにも聞いて教えてもらっていたので知識があまりない。

どうやら才能も根気もないらしく、自分だけあんまり釣れなかった。

かなり好きなはずだがのめり込んで研究して、という思いにはなれず、いつまでたっても素人同然だった。

これを機にのめり込んで見るのもいいだろう、とまずは釣りビジョンというチャンネルにのめり込むことにした。

プロはすごい。

決して諦めず釣れるまでとことん方法を探求していく。

それを見てると自分がプロになったような気がする。

とりあえず1年、フィールドには出ずにテレビで学んだ。

そこから釣り道具を揃えてやっと川へ繰り出したのだ。

見るのと実際やるのとではかなり違う。

意図が身体中に絡まったりほどけたり、やっと仕掛けを投げても川底や障害物に引っかかったりで全く釣りにならない。

最近やっとトラブルが減り見た目には釣りをしている風になってきた。

がしかし、全く釣れない。

周りの人に話しかけて聞くとみんなそこそこ釣っているようなのに

何かが違っている。

「一度コツがわかると釣れるようになるよ」と言ってもらったが、そのコツはいつわかるのか。

何事も経験だ。場数だ。

いつの日か立派なアングラーになるべく、今日も家の裏の雑木林を抜け釣り場に通うのだ。

2019/12/1

髪を切りに美容師よしこの店、バーバーよしこに行った。

ここ数年はめっきりこの店だ。

表参道に知り合いのバーバーまで行ってたこともあったがやはり遠いし人混みがきつい。

よしこの店は隣が大きな公園で、うた子が大好きなので、今日も連れて行った。

髪切ったら公園に遊びに行き、泥んこにして家の近所のいるまの湯にほうりこもうという魂胆だ。

うた子は大きいお風呂が好きだ。

その後に食堂でアイスを食べられるというのもあってゴールデンコースなのだ。

そんな話をよしこにしたら「もうそろそろやめたほうがいい」と言う。

世の中にはいろんな人がいて風呂屋にもいろんな人がいるから、うた子ももう6歳だし男風呂はやめたほうがいいというのだ。

うすうすそんな日が来ることを予感してはいたが、まだまだ大丈夫と思っていた。

そんなふうに言われてみると確かにそうなのかもしれない。

6歳にしちゃひょろ長くて大きく見えるし、最近じゃシャンプーリンスは自分ですると言って譲らない。

長い髪の毛を半分ずつ、両手で挟んでリンスを染み込ませたりしている。

まるでティモテのCMだ。

リンスをあんなふうにやるとは知らなかった。

頭あたりには塗らなくていいらしい。

髪の先の方だけに染み込ませるのだという。

父はうろたえた。

その風景はもはや女の姿だ。

なるほどもう男風呂には入れないほうがいいのかもしれない。

大きいお風呂に入ってガシャガシャ体を洗ってやって、風呂上がりに急いで拭いて、服を着せて、アイスを食っている様子を見ながらビールを飲む。

そんな時代にはもうさよならなのか。

小学校に上がる前にもう一度だけ最後に連れて行って終わりにしようと思う。

そんな冬の1日だった。