2019/12/7
2019/12/6
60ワッツは2ヶ月ぶりのライブだった。
前回に味をしめEGにEGを弾いてもらった。
EGというのは彼の芸名なのだ。
本名は榎本げんじろうという。
エレキギターで弾き語りをする彼だったり、2人ユニットだったり
ギターももちろんカッコ良いが、歌が良い、なんとも言えない色気
コーラスもうまい。
逸材だ。
山口の進くんはずいぶん前、2004年か5年だかにツアーをした
ツアーの記憶はあまり無い。
仙台でやった気がする。
森さんによると、仙台発、苫小牧行きのフェリーに一緒に乗って北
たけし日記をさかのぼれば、その記録はあるはずだが、残念ながら
進くんとはその後、桜新町の居酒屋で飲んだ記憶がある。
わりと仲良くなったのだ。
その時彼の彼女がいた記憶もあるが、それは昔のことなので蒸し返
そこで「ブラジャー事件」のことを聞いたと彼は言う。
たけし、伝説の鉄板ネタだ。
だがそれは昔のことなので蒸し返すまい。
その後進くんとは連絡は途絶えていた。
バンドは解散し、新しいバンドを組んだことは知っていた。
こないだ大阪のソロライブで一緒になり、10なん年ぶりに歌を聴
そして今日バンドでの歌を聴いた。
その歌には10なん年分の重みが加わっていた。
彼の歌う背中を見ながら10なん年の月日を考えていた。
果たして僕の歌には10なん年の重みがあるのだろうか。
色々あったけど身軽になった気がするから、重みじゃなくって軽み
今度いつ会うか決まってないけど、きっとどちらも歌い続けてるだ
あの曲良かったなあ。
今度題名聞いてみよう。
2019/12/5
急に年末感出してきやがって。
繁華街に怒声が上がる。
深夜の混んだ電車にも殺伐とした空気が漂う。
何かちょっと気に入らないことが起こると食ってかかろうとする輩たち。
もはや臨戦態勢だ。
日々のストレスか。
酔うと気が大きくなるのか。
集団だと気が大きくなるのか。
奴らは攻撃を向ける相手を虎視眈々と狙っているのだ。
これから電車に乗って帰らなきゃいけないのにそんな頭おかしくなるまで飲まなきゃいいのに。
いい年して歯止めがきかないのか。
暴れだすやつは残念ながら大抵おっさんだ。
できるだけ近づかないようにしておけばいいんだけど。
なんか知らんけど火の粉が俺に飛んでくる。
呼んでいるのか。
数年前、年末の山手線。
満員電車で喧嘩を始めたおっさん。
ちょっと離れていたから知らんぷりしてたけど。
暴れ出してドミノのようにこっちまで人が押されてきた。
離れたところで女性の叫び声。
「ちょっとなんでみんな知らんぷりしてるの、男のくせになんとかしなさいよ!」
気づいたらおっさんと俺の間に関係ない女性一人、押しつぶされていた。
体を入れ替えてかばおうとして強引に体を捻じ込んだら、目の前におっさんが。
標的は俺になった瞬間だ。
「なんだお前は!」
なんだお前はじゃないよと思いながら、暴れるし、襟首掴まれるし、押さえつけながらちょうど着いた駅のホームに押し出した。
原宿駅だった。
4、5人の男性が雪崩れるようにホームに飛び出た。
おっさんの標的は未だに俺だ。
周りの人が止めようとするがおっさんは止まらない。
無抵抗主義を決め込んで、手を後ろに回し、黙秘した。
誰かに腕を押さえられたおっさんは足を振り上げ俺に蹴りを入れてきた。
もう無理だ。
2019/12/4
ここ数年、冬はコロンビアの防水靴を履いていた。
布製で見た目は普通だし、長靴みたいに歩きにくくないし、防水だから密閉されていて冬は冷えないのが良い。
だが1万円くらいしたかな。
2年くらいずつ二足履いたが、そのくらい履くと水に弱くなり沁みてくるし、靴底もツルツルになって雨の日の駅のタイルぽいとこではスケートのようになり怖い。
その値段で2年しか持たないのはコストパフォーマンス的に如何なものか。
なんかもっと安くていいのないかと考えていたら思いついた。
労働者階級の味方、ワークマンだ!
キャンプの時の防寒や、燃えにくいジャンパーや、汚してもいいツナギなどやすく買っていたではないか。
靴も安くていいのがあるはずだ。
しかし近頃なんだかやたら人気店?になったらしく、オシャレ実用女子なども出入りするようになったらしい。
テレビでやっていた。
僕が通うワークマンは国道沿いで、現場帰りのおっさん達くらいしかいなかった。
けど今やオシャレガールが大挙して押し寄せているのだろうか。
ではその変わり様を見に、オシャレガールとやらを見物に行こうではないかと、久しぶりに国道へ車を走らせた。
いやいやテレビというのはあんまり信用ができないものになってきているとは知っていたが、やはりそうだったか。
入間から飯能に向かう国道沿いのワークマンにオシャレ女子が集まるわけはないのだ。
冷静に考えればそりゃそうだ。
相変わらず雑然とした店内、レジはパートのおばちゃんふたり、軍手がやたらめったらいろんな種類のやつが集まってる。
ヘッドライトなどの装備品も充実してるし、パンツや靴下もあったかそうなのがかなり安い。
ヘッドライトコーナーだけで30分は眺めていたくなるとこだか今日は違う。
靴だ。
スニーカーが980円、内側に毛がボアボアしてるのも1500円、安全靴も2000ちょい。
散々迷ったが、雪でも寒くない、防水の布ブーツを買った。
値段は内緒だ。
会ったときに、いいでしょこれ、安いんだよと自慢したい。
余談だが、関東人は高かったことを自慢し、関西人は安かったことを自慢するらしい。
「これ、何万円もしたんだぜ、いいだろう」
「これな、500円やってんでー、ええやろ」
どっちが良いとか悪いではない。
自慢したがりの目くそ鼻くそだ。
僕は関西人よりの鼻くそ系らしい。
「東京オリンピックって、何兆円もかかったんだぜ」
「桜を見る会って数千万かけて、桜も見ずに写真撮るだけなんだぜ」
って自慢している、目クソにはなりたくないなあ。
2019/12/3
昨夜は久しぶりのバンドリハーサルだった。
ここ数年歌だけでなくリードギターを担当してきた私だったが、
ギターリストはたくさんいる。
ドラムよりベースよりピアノよりよっぽど多いだろう。
それだけにいろんなタイプがいて、ハマるやつは滅多にいない。
上手い人はいくらでもいる。
けど何を持って上手いとするかが問題だ。
技術よりもセンスが合う方がいいし、
そんなピッタンコを探すのは大変だから自分で弾いてごまかしてい
しかしいかんせん私は不器用だ。
二人の女性を同時に愛せない。
二つのことを同時にできない。
左手で四角を描きながら右手で三角は描けない。
弾きながら歌えないのだ!
だから歌う時はギターは休んで、
ところがだ。
かなりピッタンコなやつを見つけたのだ。
EGだ。
彼は歌がいい。
声に惚れた。
歌い回しが抜群だ。
それでギターも弾ける。
これ以上はなかなかいない。
バンドの中で一番年下の私より10も若い彼は、
1曲やるごとに「これで大丈夫ですか?」と確認してくる。
全部の曲を一通りやってだいたい決まって休憩した後、
歌いながらちらっと彼を見ると、さっきまでの手探り感は消えて、
すでにライブかのようにはじけていた。
ちょっとびっくりして恥ずかしくて目をそらしてしまったほどだ。
しかも歌う歌う。
コーラスもするし、
こういうやつ大好き!と私は思ったのだ。
そう、私は。
2019/12/2
そういやついこないだHPが予期せぬダウンで全部ぶっ飛んでしま
難しいことはわからないが、
「内閣府か!」と思わず突っ込みたくなるような出来事だ。
あっちは意図的に消したというがこっちはそうではない。
復元不可能らしい。
機械だからまあそういうこともあるんだろう。
ネット上のどこかに漂っている可能性もあるがまあ仕方ない。
管理を委託している業者が、できるだけ早く形にしますというが、
20年?いや15年くらいか?書き溜めた「たけし日記」(
いつか書籍出版をと目論んだこともあったが、
この際タイトルを変えてゼロからまた始めようと前向きに考えてい
タイトル?
どうしようかと数日考えて思いついた。
「たけしの釣れづれ日記」というのはどうだろうか。
入間に引っ越してきて、川がすぐそばにあるということから、
千葉にいた頃は釣り好きの兄にくっついて行ってやってたことはあ
どうやら才能も根気もないらしく、
かなり好きなはずだがのめり込んで研究して、
これを機にのめり込んで見るのもいいだろう、
プロはすごい。
決して諦めず釣れるまでとことん方法を探求していく。
それを見てると自分がプロになったような気がする。
とりあえず1年、フィールドには出ずにテレビで学んだ。
そこから釣り道具を揃えてやっと川へ繰り出したのだ。
見るのと実際やるのとではかなり違う。
意図が身体中に絡まったりほどけたり、
最近やっとトラブルが減り見た目には釣りをしている風になってき
がしかし、全く釣れない。
周りの人に話しかけて聞くとみんなそこそこ釣っているようなのに
何かが違っている。
「一度コツがわかると釣れるようになるよ」と言ってもらったが、
何事も経験だ。場数だ。
いつの日か立派なアングラーになるべく、
2019/12/1
髪を切りに美容師よしこの店、バーバーよしこに行った。
ここ数年はめっきりこの店だ。
表参道に知り合いのバーバーまで行ってたこともあったがやはり遠
よしこの店は隣が大きな公園で、うた子が大好きなので、
髪切ったら公園に遊びに行き、
うた子は大きいお風呂が好きだ。
その後に食堂でアイスを食べられるというのもあってゴールデンコ
そんな話をよしこにしたら「もうそろそろやめたほうがいい」
世の中にはいろんな人がいて風呂屋にもいろんな人がいるから、
うすうすそんな日が来ることを予感してはいたが、
そんなふうに言われてみると確かにそうなのかもしれない。
6歳にしちゃひょろ長くて大きく見えるし、
長い髪の毛を半分ずつ、
まるでティモテのCMだ。
リンスをあんなふうにやるとは知らなかった。
頭あたりには塗らなくていいらしい。
髪の先の方だけに染み込ませるのだという。
父はうろたえた。
その風景はもはや女の姿だ。
なるほどもう男風呂には入れないほうがいいのかもしれない。
大きいお風呂に入ってガシャガシャ体を洗ってやって、
そんな時代にはもうさよならなのか。
小学校に上がる前にもう一度だけ最後に連れて行って終わりにしよ
そんな冬の1日だった。