2019/12/4

ここ数年、冬はコロンビアの防水靴を履いていた。
布製で見た目は普通だし、長靴みたいに歩きにくくないし、防水だから密閉されていて冬は冷えないのが良い。
だが1万円くらいしたかな。
2年くらいずつ二足履いたが、そのくらい履くと水に弱くなり沁みてくるし、靴底もツルツルになって雨の日の駅のタイルぽいとこではスケートのようになり怖い。
その値段で2年しか持たないのはコストパフォーマンス的に如何なものか。
なんかもっと安くていいのないかと考えていたら思いついた。
労働者階級の味方、ワークマンだ!
キャンプの時の防寒や、燃えにくいジャンパーや、汚してもいいツナギなどやすく買っていたではないか。
靴も安くていいのがあるはずだ。
しかし近頃なんだかやたら人気店?になったらしく、オシャレ実用女子なども出入りするようになったらしい。
テレビでやっていた。
僕が通うワークマンは国道沿いで、現場帰りのおっさん達くらいしかいなかった。
けど今やオシャレガールが大挙して押し寄せているのだろうか。
ではその変わり様を見に、オシャレガールとやらを見物に行こうではないかと、久しぶりに国道へ車を走らせた。

いやいやテレビというのはあんまり信用ができないものになってきているとは知っていたが、やはりそうだったか。
入間から飯能に向かう国道沿いのワークマンにオシャレ女子が集まるわけはないのだ。
冷静に考えればそりゃそうだ。
相変わらず雑然とした店内、レジはパートのおばちゃんふたり、軍手がやたらめったらいろんな種類のやつが集まってる。
ヘッドライトなどの装備品も充実してるし、パンツや靴下もあったかそうなのがかなり安い。
ヘッドライトコーナーだけで30分は眺めていたくなるとこだか今日は違う。
靴だ。
スニーカーが980円、内側に毛がボアボアしてるのも1500円、安全靴も2000ちょい。
散々迷ったが、雪でも寒くない、防水の布ブーツを買った。
値段は内緒だ。
会ったときに、いいでしょこれ、安いんだよと自慢したい。
余談だが、関東人は高かったことを自慢し、関西人は安かったことを自慢するらしい。
「これ、何万円もしたんだぜ、いいだろう」
「これな、500円やってんでー、ええやろ」
どっちが良いとか悪いではない。
自慢したがりの目くそ鼻くそだ。
僕は関西人よりの鼻くそ系らしい。

「東京オリンピックって、何兆円もかかったんだぜ」
「桜を見る会って数千万かけて、桜も見ずに写真撮るだけなんだぜ」
って自慢している、目クソにはなりたくないなあ。